- 2代目弓さやかにキャンディ、てんとう虫の歌、ドカベンの妹サチ子、ミート君…筆者が物心付いた頃から聴いてきた声がまたひとり…。子ども役では舌足らず気味で人なつっこく愛らしい味わいの声でした。
- その声質は大人役ではゴージャスに。めぞん一刻の音無響子の母や、特撮ではバラノイアの皇妃ヒステリア。ヒロインや旦那の目上で貫禄を発揮。
- 洋ドラだと『宇宙家族ロビンソン』ペニーや『謎の円盤UFO』エリス中佐もあるが、ここではTOSの通信士ウラ（原語名ウフーラ）役を語らねばなるまい。TV史的に初の黒人レギュラーで、カークの秘書官がフェイドアウトして実質番組の花というポジション。通信士でレクレーションには歌も披露する美声自慢には、松島さんのボイスはまさに適任。ウラが歌う場面の吹替えでも、氏がそのノドを奮って吹き替えている。DVD化での追加録音にも参加されたが、映画以降のウラ役はまちまちである。統一キャストでの1～6作目スペシャル版が新規アフレコされた際も、参加は1作目のみとなっており、DS9のアーカイブ出演への吹替え以降では最後のウラ役となった。
- さて、筆者が6年前に参加したスタトレ声優イベントでは生の松島さんを拝見している。矢島さんらも出演のトークショーの様子はこちら。ご冥福をお祈りいたします。
