今月の別冊チャンピオン/『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 外伝』(老双子編7回目)

    • 朗報・ロストキャンバス画集が3/18発売!いや〜、10年付き合ってきたのか。今初期の絵を振り返ると隔世の感があるがな。ここまでひいきにしてきた自分が、買わぬ理由があるまい!単行本15巻が3/8ということは、最終巻は初夏のND最新巻と同時という頃合いですな。
  • 敵は教皇の間に在り!アテナの加護で十二宮を迂回して、直接終点へ跳ぶ祭壇星座ハクレイたち。その決死隊に人馬宮から狙撃?! 牡牛座フランキスカと矢座アルコンたちは洗脳された狙撃手=射手座アエラスへの応戦に残り、ハクレイと蟹座セージを先行させる。
  • 教皇の間の前でハクレイとセージを待ち受けていたのは、ハクレイの聖火で小宇宙と聖衣の機能を封じられた牡羊座ゲートガードだった。ゲートガードは失った小宇宙に替えて、星座の象徴する生命力の根源・死界の力を呼び出す…。
  • 一方、アテナと水瓶座クレストは、洗脳され地上制圧を命じられた双子座、蠍座、獅子座の出陣を阻もうとしていた。獅子の光速拳を乱反射の氷「ダイヤモンドダスト・レイ」ではじき、勝利の杖に祝福された絶対零度の極光が洗脳の蝶を撃ち祓う!教皇イティア同様古参であるクレストには、平和の虚しさと人間の限界への共感がある…だからこそいずれ去るべき老兵との自覚があった。だがイティアは人が争い続けるゆえに、見捨てまいと固執してしまった。
  • 死界の力を放出し続けるゲートガードは、聖衣まで漆黒に染まり死人同然と成り果ててしまった。人間に絶望した聖域では地上平和などないとハクレイが叫び、絶望を知るからこそ平和を願うとゲートガードが吐く。ハクレイは戦友となれなかった同胞に最早ぶつける拳はなかったが、死人となったゲートガードの肉体は消滅を始める。敵となった自分にも心を砕くハクレイに身を以て人間の闇深さを示す一方、ハクレイがイティアの諦めた理想でその野望を覆し救う可能性も夢見ながら。ゲートガードが黒ずんだ牡羊座オブジェを遺して消えたのと入れ替わり、開いた教皇の間のドアからは、復活を遂げたイティアの天秤座の武器が弾け出す…!!