今月の別冊チャンピオン/『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 外伝』(牡羊座編7回目)

  • テンマとアテナが聖域に帰還する…?聖域を潰して「未来のペガサス」を消し、今の「神殺しのペガサス」を手駒にすべく襲来した時の神カイロス。その2人に自分を裁かせるという教皇シオンの宣言を神頼みの弱気とみて嘲笑を浴びせるが…挑発を受けて立つシオンの「スターダストレボリューション」は、駆け出しの聖闘士だった頃とは比較にならない!カイロスの反撃を牡羊座聖衣装着でいなしてさらなる弾幕を浴びせる。
  • さしものカイロスも、得意の時間停止を繰り出して防御せざるを得なかった。激高したカイロスの反撃は、時間逆行の激流「リワインドワールド」!結界「時の牢獄」に囚われた聖域全域で、修復された神殿が廃墟へ、候補生たちや牡牛座テネオまでもが若返り消失していく…。神の力を確かめたカイロスは野望に心馳せる…ここで終わりじゃない!だが、未来への鎹となるべきシオンも、また健在!!テレポートによる多次元ワープでの時間操作回避!それはかつてカイロスを封印したアスプロスの戦法を、シオンが双子座聖衣の記憶から学び、ジャミール一族が持つサイコキネシスで再現したものだった。アスプロス、先代牡羊座アヴニール…シオンを通して死者の意志に翻弄されるカイロスの屈辱。だが、シオンが実体を見せている「今」はカイロスにも好機。仕掛けられた時間流の中で、シオンは…。
  • シオンが時間の渦で垣間見た、それは。恩師と先の教皇の兄弟。11人の戦友たち…教皇継承を辞した男や教皇の座を掴み損ねた男…そして回避すべき未来のアリエスも。教皇たる自分は「過去」が願った未来。そして「未来」を護る者!邪神の一手先へ…至近へ飛ぶテレポーテーションで、カイロスの胸倉を撃ち抜く変革の星屑!!解除される「時の牢獄」とともに崩れる野望。断末魔のカイロスの眼前に、ついに帰還した女神と神のペガサス。天に召された母親をエサに、この期にも息子テンマの籠絡を諦めないカイロスだったが…2人は邪悪を祓う「アテナの盾」で応じる。後に残されたものは、邪神の抜けた古い骸と…女神像に寄り添う青銅の天馬。戻って来たのは聖衣だけだった。次の聖戦までは…テンマとサーシャのどこかでの安息を願いながら、シオンは思う。聖衣の記憶を読む自分が一番の強敵と思っていた「思い出」は、秘めて未来へと連れて行くものなのだと。時間逆行から復元する聖域を…未来を見据えてシオンは前に進む。(牡羊座編・完結)
    • カイロスの時期外れな復活は強引じゃね?と思っていたものの、パルティータ(テンマ母)に遭いたいという言葉には息子への甘言だけでないものがありそうで。封印から出られのは、その想いもあればこそではないか。半神だけに、本伝最期に見せた邪悪以外の可能性がそう思わせてくる。
    • そして、外伝はまだ終わらない!次号の休載を挟んでの最終章は「老双子編」とのアナウンス。ジャミールの祭壇星座ハクレイと元・蟹座の教皇セージの最強爺さんズが主役とな?2人が現役時代だと、双子神に蹂躙されてBAD ENDじみた結末になりそうですよ?老後にしても、本伝の黒幕カイロスをここで使い切った後でどんなカードをぶつけるつもりよ?この最強兄弟に。
    • 手代木先生は、女子受け水泳部アニメのノベル版コミカライズ企画も進めているはずで。次号休みなのもそういう準備とか入るんでしょうけど、週刊連載キツくて月刊に移籍したのに月2本同時は大丈夫なん?あと半年弱…お体を大事にしつつ作品を紡いで下され。