透明ドリちゃん 21話 父さんの腕に抱かれたい

  • 今日も今日とてミドリに因縁をつけるボスこと熊野。ミドリを陰ながら助けるドンパの石つぶてで怪我をして、ミドリのパパの手当てを受ける羽目に。それ以来ボスはケンカする元気もなく、子分にも離反される有り様。気になったミドリが様子を探ると、ボスの父が故人だと知る。ミドリのパパとのふれあいで父の味が恋しくなったのだ。ミドリはボスを元気づけようと、パパに父親代わりを頼む。そこへパパにライバル意識を持つガンバス大王が、ボスの気をひいたり、青山家とボスのピクニック先でパパの妨害を図る。パパを誤解しひがむボスだが、取っ組み合いを受けて立つパパの大人の逞しさにわだかまりが解消。その後のボスは相変わらずミドリをからかっていたが、互いに笑顔でそこに以前の敵意はなかった。
    • シリーズ終盤で、これまで憎まれ役だったボスの救済回。父親はマグロ船の船長だったが、ボス3歳の時に嵐で亡くなり遺影が登場するのみ。母親はひとりで魚屋をきりもり。先の回で紹介されたサッカーの他は、以前に柔道もやっていたという。
    • パパは自分の趣味である将棋や、その柔道でボスと交流。
    • ボスの父の遺影はガンバス大王そっくり。それをとっかかりにボスに近づく大王は、コルベットスティングレー(誰の所有だ)に乗せたり、葉っぱを札束に変えて身なりを整えさせようとしたり。先述の交流を魔力で邪魔するなどパパを下げようとする行為は幻滅モノだが、最後に意気投合するパパとボスには意外や「これでよい」と満足気。パパへの意地よりもボスに希望を与えた結末を素直に喜ぶ度量はあった模様。
    • ボスの子分 黒田・石山・浜。意気地をなくしたボスを一度は見限り、黒田が新たなボス宣言。しかし青山家とボスの交流をのぞき見するなど興味が失せたわけでもなく、ラストではボスの復調とともに元の4人組が復活していた。
    • レアキャラの草の精が再登場。虎男が風の精に命じて(用途を知らず)散らさせたボスのお供えの花を、ミドリの命で仏壇に一杯にする。先の回では草むらで見づらかった本体は、ラグビーボール型に数本の根っこが下方放射状に生えた形状。
  • 出演クレジット(一部役名あり、敬称略)
    • 青山ミドリ:柿崎澄子
    • 青山虎男:安藤聖
    • 青山竜夫:佐藤允
    • 青山梅子:吉野佳子
    • 白川菊子:曽我町子
    • 白川大介:安藤一人
    • 有崎由見子(ボスの母) 武田雄二(熊野幸治=ボス)
    • 吉山和昭(黒田) 八幡洋之(石山) 藤木武司(浜)
    • ガンバス王妃:藤島くみ
    • 人形操作:ドンキイ劇場
    • ガンバス大王:藤村有弘
      • ボスの父の遺影も兼任。ターバンとメガネはないが口ひげはそのままで船長ルック。
    • 以下ノンクレジット
  • 長くなったので、22話はまた明日。