透明ドリちゃん 16話 二人の泥んこ大将

  • 虎男がアザだらけで帰宅。小さなノブオ君を背の大きい太一のいじめからかばっているのだ。石を振り上げたりもする太一がブロックを運ぶのを、妖精の魔法で消すミドリ。ところがそれは、太一が兄の仕事を手伝っていたもの。太一の兄想いの一面を知ったミドリが冷静に見ると、父が社長だというノブオはすぐ人の陰に隠れる癖に、親のいない太一を見下し、その兄のことも侮辱していたのだ。すぐ手を出す太一にも賛同しないミドリは、互いに殴る権利を賭けてのかけっこ勝負を提案。かけっこは太一が仕込んだ落とし穴に始まり、ノブオを庇護する虎男と太一の境遇を見知ったガンバス大王が双方に介入する展開に。その中でがむしゃらになるうちに自力で奮闘するようになっていたノブオは、既に弱虫の卑怯者ではない。ゴール寸前で太一は引き返し、落とし穴のノブオを救う。互いに認め合ったふたりに、もはや勝敗は無用だった。
    • 人間界にお忍びで来た大王、再び白川お婆ちゃんと遭遇。認識がチンドン屋で固定される。
    • 虎男が何の前説明もなく、新顔の「草の精」を召還。つる草をまとった緑の蛹のような操演マペット
    • ラストで青山姉弟と大介にノブオ・太一が上げる洋凧の絵柄はデンセンマン
  • 出演クレジット(一部役名あり、敬称略)
    • 青山ミドリ:柿崎澄子
    • 青山虎男:安藤聖
    • 青山竜夫:佐藤允
    • 青山梅子:吉野佳子
    • 白川菊子:曽我町子
    • 白川大介:安藤一人
    • 雪原先生:小牧りさ
    • 岩本巧 中村肇(太一少年)
      • 中村氏はエゴスのマグネット怪人に人質にされる少年役など
    • 望月賢一(太一の兄)
    • 人形操作:ドンキイ劇場
    • ガンバス大王:藤村有弘
    • 以下ノンクレジット