- 虎男がアザだらけで帰宅。小さなノブオ君を背の大きい太一のいじめからかばっているのだ。石を振り上げたりもする太一がブロックを運ぶのを、妖精の魔法で消すミドリ。ところがそれは、太一が兄の仕事を手伝っていたもの。太一の兄想いの一面を知ったミドリが冷静に見ると、父が社長だというノブオはすぐ人の陰に隠れる癖に、親のいない太一を見下し、その兄のことも侮辱していたのだ。すぐ手を出す太一にも賛同しないミドリは、互いに殴る権利を賭けてのかけっこ勝負を提案。かけっこは太一が仕込んだ落とし穴に始まり、ノブオを庇護する虎男と太一の境遇を見知ったガンバス大王が双方に介入する展開に。その中でがむしゃらになるうちに自力で奮闘するようになっていたノブオは、既に弱虫の卑怯者ではない。ゴール寸前で太一は引き返し、落とし穴のノブオを救う。互いに認め合ったふたりに、もはや勝敗は無用だった。
- 出演クレジット(一部役名あり、敬称略)