今月の別冊チャンピオン/『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 外伝』(老双子編2回目)

  • チベットの地・ジャミール。聖衣修復師を目指す双子の少年が、聖域に見いだされ招聘をかけられる。兄ハクレイは一族を継ぐつもりだったが、弟セージは兄に自由な見聞を与えるべく招聘に同意。奔放な兄は祭壇星座の白銀聖闘士に、賢明な弟は蟹座の黄金聖闘士に。どこまでも兄の供をすると誓った弟は、今…黄泉比良坂から霊魂を収集する不審者として兄の眼前にいる。
  • 問いただすハクレイに、セージは霊魂に着火する技「積尸気鬼蒼焔」で返答。蟹座の選に敗れたとはいえ小宇宙は同等と自負するハクレイは、自分も積尸気を開いて身をかわし、積尸気冥界波でセージの魂に問いただそうとするが…群がる「死界の蝶・フェアリー」!半面に蝶の痣を浮かべたセージは、フェアリーに冥界へ運ばれつつあるハクレイに平和の在り方を語る。それは、争いを力で統べる秩序であり、それを成すのは黄金の12人と…冥王ハーデス!背信黄金聖闘士複数に及ぶと察したハクレイは、互いに剥き身の魂の状態にもかかわらず霊魂を起爆する「積尸気魂葬波」で弟を巻き込んで…!
  • 二人の爆発跡を検める、牡羊座黄金聖闘士・ゲートガード。フェアリーを引き連れて、顔には蝶の痣。教皇代行権を持つ祭壇星座を警戒するゲートガードの懸念は的を射ており、双子は示し合わせていた水瓶座クレストに他所へ救出されていた。双子の策とは、魂をあらかじめ冥界波で保護して洗脳に歯止めをかけ、囮となったセージが黒幕を探る手はずだったのだ。魂葬波で魂を蝕む蝶は焼き払ったものの、巧妙な黒幕の尻尾は掴めず。黄金全員の正気が疑わしい事態に慄然となっているところへ、さらなる事態の悪化が感知される…教皇の小宇宙 途絶である。
    • 死界の蝶…一体操ってるのは何ヨンのミューなんだ…。