- オバケの暦で大晦日に当たる日。メダマンが水晶玉を持ち帰らないと、オバケの国を追放される期限である。まだ半分ももらえてない責任を仲間から問われ、メダマンはマミのペンダントを盗みに行く。マミから家族同然にふるまわれるも、アマノジャクに促されついにペンダントを奪い取る。国へ帰るために高坂家の天井裏へ荷物を引き取りに行き、傷ついたマミを見て後悔するメダマン。仲間を裏切ってもペンダントを返そうとマミを追いかけるが、逃げるマミが交通事故に遭ってしまう。うなされるマミの魂がペンダントを掴んだまま黄泉の国の入り口にいると知ったメダマンは、仲間の助けで救出に向かう。まさに黄泉の谷から天国へ送られる寸前のマミを連れて脱走するが、鬼たちの追撃を振り切るため、ペンダントを投げ捨ててしまった!国へ帰る術を失ったオバケ仲間を、マミの命を救われたパパが全員引き取ると宣言。そこへ仙人様が黄泉の国からペンダントを拾って現れた。メダマンが人の心をわかるようになったと、ついに残る水晶玉すべてを授けてくれたのだ。手編みの手袋をメダマンに渡したマミは、仙人様に引率されてオバケの国へ飛んでいくメダマンたちを雨風吹く空に見送るのだった。(完)
- 出演クレジット(一部役名あり、敬称略)
- 初期のころは軸が定まらない話もあったけど、メダマンとマミの交流がメインになっていって見やすくはあったですね。子役スター佐久間氏の一点買いのせいでもあるだろうけど、ロボコンでウケた多人数キャラで話を広げる方向に行かなかったのはもったいなかったかも。
- ただ、先駆者のロボコンが多分オバQを代表とする珍獣居候ものの変形で成功したとすると、オバケを題材にした時点で時代を逆行してしまったのが企画の敗因かなあ。まあ、ロボコンより先に作っててもウケなかったろうし、本家がこの時点でまだ終わってなかったし。さらに後出しの本家の後番でも『ロボット110番』を作っちゃうんだから、ロボコンのゴールドラッシュは下流に群がりすぎるくらいだったんだねえ。
- 来週からのこの枠は『透明ドリちゃん』です。