今月の別冊チャンピオン/『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 外伝』(牡羊座編1回目)

    • 未年を迎える1月号に…これも教皇の策ですか?
  • ある呼び声に悩まされ、夢にうなされる牡羊座候補生・シオン。聖戦から遡る事5年、ジャミールの地にて…シオンは実力充分でありながら、いまだに師匠の祭壇星座ハクレイから牡羊座継承を許されずにいた。後輩姉弟ユズリハとトクサも気遣うほどの焦燥は、山向こうの先代牡羊座の墓…そこに眠る聖衣からと感じる呼び声によっていや増すばかり。もてあます感情を岩々にテレキネシスでぶつけていたところ、教皇セージの使者・蟹座マニゴルドが来訪する。
  • マニゴルドがハクレイに伝えた勅命は、聖戦に向けた戦力の整備…即ちシオンの継承試験への督促であった。だが、ハクレイは弟でもある教皇からの礼状をも断る。シオンの牡羊座継承を許さぬ理由…それは聖衣の記憶を触れただけで読むシオンの能力にあった。ハクレイの知る先代牡羊座の人生は、シオンが見て耐え得るものではないという…。
  • 師の許可が下りないのなら袂を分かってもと詰め寄るシオン。弟セージ共々親友だった先代牡羊座の苦悩を知るハクレイが力ずくで言い聞かせにかかるや、シオンも独学の構えを取る。それは他の聖衣から読み取った見様見真似の先代の技・スターダストレボリューション!恩師ハクレイと前聖戦の仲間への憧れを裏打ちするかのようなその威力。されど師匠に届くほどではなく…餞別の大技・積尸気冥界波に魂を抜かれ、黄泉比良坂へ…!?
  • 咄嗟にシオンの魂を拾うマニゴルド。介入を見越してのハクレイ本気の大技であり、牡羊座墓所でのサポートも見越しての教皇の人選だったのだ。親友アヴニールの記憶と愛弟子シオンの能力がつながることに意義があるとわかっていたハクレイは、マニゴルドに気絶したシオンを背負わせて送り出す。目覚めたシオンは遠ざかる住み家の塔に旅立ちを許した師匠を見出し、遠ざかる師匠と笑顔の別れを交わすのだった。
    • 羊と夢見を掛けてきたか。
    • 蟹座祭り おかわりキタワァ。しかも方や未熟とはいえ、アリエス技にキャンサー技で勝つ原作の意趣返し?そういう意味では、本伝で魚座アルバフィカが最期シオンを助ける形になったのも、冥王十二宮の立場反転だったのかもなあ。マニさんが本伝でシオンに師匠の教皇マスクを託す縁も、この外伝で深める寸法ね。
    • ハクレイ師匠の小僧投げ。あーこれ、後のシオン様のうろたえるな小僧ども投げ意識してますわー。
    • これは牡羊座記憶からの前聖戦回想必至。先代水瓶座クレスタなんかもしっかり顔見せするんやろなあ。
    • 先月休載で準備済みだったのか、コミックス双子座アスプロス編は早くも1月8日発売予定。表紙でもドヤ顔。