今月の別冊チャンピオン/『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 外伝』(射手座3回目)

  • 預言書を授かるべくデルフォイ神殿にたどり着いた新米の射手座黄金聖闘士・シジフォス。巫女アルケスは彼を聖戦の災厄となると予言し、その起こりうる姿・血涙する黒い射手座のシジフォスの幻を呼び出して立ちふさがる。シジフォスは転生したアテナを見出すことで聖戦の引き金を引く…その自責から闇に落ちるのだと。弓引く黒い自分に「ケイロンズライトインパルス」を放ち、兄レグルスや友との輝かしい未来を望むシジフォスだが…黒はかき消せず、反撃の「ケイロンズダークインパルス」でその居場所を否定する…。
  • もうろうとする中、聖闘士を志す原点を思い巡るシジフォス。暗黒聖闘士の奇襲で被災者を助けに飛び込み、助けに来た黄金聖闘士に生きる道を見出した。相手が自分の異母兄と知った時その望みが少しズレていったのだが…。
  • 黒が撃った光の矢の磔を振りほどいたシジフォスも弓を構える。未来の絶望を避けることは今の任務を捨てること…今を生きる兄や同胞への裏切りだから!互いに必倒の矢を放つタイミングを探る中、兄のアドバイスが蘇る。真実を見い出す射手座の心眼で見よと。閉じた目で描く未来は、たとえ友が失われようとその居場所を、まだ見ぬ同胞の夢を守り抜く道!闇に堕ちたその時は命で報いよう…覚悟の一矢は黒を射ち消すのだった。
  • アドバイスの声は幻聴ではなく、兄レグルスは試練を見届けていた。自分なりの聖闘士の道が定まったシジフォスに、レグルスは聖域からの離脱を誘う?