今月の別冊チャンピオン/『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 外伝』(牡牛座5回目)

    • 今月は半分くらいをエピローグにして、次章のプロローグと2本立て!だったらいいなと思っていた頃が自分にはありました。牡牛座編だけ単行本が分厚くなるで!
  • 復活した巨人族エンケラドスから子どもらを…エウロパの子孫たちを守るため、巨漢の自動人形コル・タウリは自らの「ゼウスの血」を解放した!その生き様に共鳴し、自らも超新星のように放つ牡牛座ハスガードの、名付けて「タイタンズ・ノヴァ」が空洞の底を割る!!
  • 呪いの言葉とともに地割れに消えるエンケラドス。犠牲となったコル・タウリを悼むハスガードに、牡牛座聖衣が彼の最期の思念を見せる。そこは一面の花園…次代の種子たる子らが栄える心象風景。ハスガードに次代を託し、コル・タウリは神話のかなたに待つ家族…エウロパと子どもたちの下へ去っていく。牡牛座の巨星の名を持つ男の願いを継ぐために、以後ハスガードはその星の別名「アルデバラン」を背負う。
  • 14年後。コル・タウリに養われたセリンサらはそのままハスガード=アルデバランに引き取られ、アルデバランを頼った多くの孤児の中から、テネオが聖戦で殉職した彼の聖衣を継いだ。今またコル・タウリの心臓部と自動人形の残骸を集めて再生したエンケラドスの思念に、そのテネオが挑む!ゼウスの血の電撃をも取り込みつつある「イー・コール・ラウド」に自分の力不足を感じ、玉砕を覚悟するテネオ。が、その時アルデバランの背中が…巨星を継いで生きる決意をしたあの瞬間のハスガードの記憶が見える。聖衣が稀に見せるという前任者の記憶に、生きて繋げという遺志を感じた決意新たなるテネオの特攻!その時を図ったようにコウ・タウリの心臓部は電撃を枯れさせ、心臓部を撃ち抜かれたエンケラドスは三度地の底に沈んだ。
  • 教皇シオンはアルデバランの墓前でテネオを案じるセリンサに、その帰還を告げる。テネオもやがてアルデバランのように目標とされ、彼の思いを継いでゆく…シオン自らもそのことを希望とするのだった。(牡牛座編・完)
    • 次章は射手座シジフォス編へ。流石にアス兄さんで締めは無いだろうし、残るは双子座→牡羊座の順でしょう。