今月の別冊チャンピオン/『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 外伝』(天秤座1回目)

    • 「わしの連載は その時から ひと月に44ページしか 載ることはなかった」「な…なんと ひと月にわずか44ページ!?」「バ…バカな 44ページとは 週刊の2倍強のページ数ではないか! そ…それでは!」「そうだ 44ページというページ数は 週刊での単行本のペースにとっては わずか 2分の1でしかなかった ということなのだ!!」
  • 中国・五老峰。荷物を抱えた父娘が目指す盧山の大滝…見下ろす高台に、座して動かぬ笠の男。父親・昊(ハオ)が衣食を世話するそのヒゲ男=童虎は、起こすまで半年死人のように寝ていたという。目覚めた童虎は、11歳の娘・依林(イーリン)が聞く「生まれる前の大戦で世界を救った勇猛な戦士」とは見えぬ穏やかさ。依林(イーリン)は、常人の何倍もの寿命を授かり「長い留守番」を務めるという童虎の淋しさを想いやる。
  • ヒゲをあたった童虎と同い年の友人・昊(ハオ)は、下界の天災や世情不安を嘆く。そんな夕げを天空から襲う襲撃者!対処する童虎は、やがてその杖術の集団が背中に獣の刺青を持つ…「仙境(せんきょう)」から来た「彫道士(タオニア)」と気付く。自ら動かぬはずの大陸の守護者が!?世の乱れもそのためか?馴染まぬ心拍で動きが鈍った童虎を、京劇面の隊長・流星(リウシン)の杖がとらえる!童虎を庇う気丈な依林(イーリン)にたじろぎつつも、諸共にとどめを狙う流星(リウシン)の杖。見かねて飛び出し、少女を救ったのは天秤座の武器!一団を盧山龍飛翔でなぎ払った童虎は、流星(リウシン)の仮面の下を見て驚く。その少年は、生き別れたかつての弟弟子に生き写しだった…。
  • 幽玄の山中に構える「仙境(せんきょう)」。灰(フウイ)、牡丹(ムータン)の男女を従える白澤(ハクタク)なる人物が、全てを視通す力で仙境を統括していた。命の奔流たるこの世を統べるのは冥王ではなく、摂理を識り万象を視る者だと。その野望を阻むであろう仙境出身の童虎に、九尾狐の刺青を持つ同期生・灰(フウイ)が殺意の火をまとう。昔のテンマの年恰好そのままの流星(リウシン)をふんじばった童虎も、隠し入口を聞き出して仙境に乗り込むハラを決めているのだった。
    • というわけで、創刊のご祝儀に買って来ましたよ別冊チャ。前フリのネタで述べたペースだと、1章4ヶ月、残り7人で2年少しとは、週刊よりも完結までが遠のいたのう…。ミソペサで長生きしてぇ。
    • 本編は、外伝初の聖戦アフター。アフターが描けるのは2人だけだしねぇ〜。加えて盧山一派の刺青の背景を広げてきましたよ。クリシュナには「タトゥーちゃうよ」って答えてた気もしますが。
    • 器量良しのイーリンが今回の狂言回し?現代編の誰かに連なる血筋になったりとか、そういう仕込みも期待してみたり。
    • 夜勤のため、明日のND記事は翌日まとめの予定です。