トリプルファイター 15話 恐怖の目が死のウインクだ!

  • あまりの冷酷さ・残虐さで、デビル第8刑務所に120年監禁されたという凶悪怪人ホラーアイ。デビル星にも司法制度はあるんだー。デーモン様はホラーアイに監禁の怒りをトリプルファイターに向けさせるべく呼び寄せた模様。いかなる冷酷・残虐な手段もOKとしつつも、地球は(頂戴するので)なるべく破壊するなと釘を刺すデーモン様。あと、失敗・即死刑。
  • よく見る砂利置き場にデビラを整列させたホラーアイ。いきなり端っこのひとりを腰抜け野郎と罵って、筒状の武器で殴打昏倒させる。クモの子を散らすように逃げ出す残りを、200人の仲間を殺した武器=ホラーガンから鎖を発射して絞め殺し、一つ目からの発光「ウインクボーン」でデーモンカーを白煙に包む。仲間がイケニエにされて動揺するデビラたちにデーモン様が喝。以前はデビラの命を尊いとすらおっしゃったデーモン様が…。
  • 仮出所したホラーアイの情報は一・二を争う恐ろしい怪人としてブルコンも掴んでいた。パトロール中のユリが倒れたデビラに近づくと、件のイケニエではなく死んだフリ。ホラーガンの鎖がユリの脛に巻きついて締め上げる!デーモン様は「まだ使った事がない最後の武器」を使えと催促するが、哲夫と勇二がかけつけるのを見てホラーアイは逃走。哲夫と勇二は変身してユリの鎖を解除。
  • ユリ殺害を逸したホラーアイにデーモン様ご立腹。送還と聞いてホラーアイの一つ目からはチョロチョロ涙が垂れ落ちる。意外と意気地無い。トリプル呼び出すためにウインクボーン乱発するホラーアイですが、巻き添え食うのはデビラたちばかりでヒドス。
  • 次は一般住宅にも死のウインクを浴びせて回るホラーアイ。早回しで疾走するホラーアイの速度は時速800キロ以上!SATポイント2-4-W-9の建築中の木造家屋や陸橋、白い柵を手前にしての爆発3カット、ポイント0-0-0-2の派手に吹き飛ぶ屋根は久々の流用特撮画像ですな〜(出典分かりませんが)。
  • 次の予測ポイントは0-2-W-7城北原子炉と聞いて、ユリも脚の怪我を押して再出動。哲夫と勇二は先回りに成功し、相手の未知の「最後の武器」を警戒する。バレてるんか最後の武器の存在…相変わらずデビル星の秘密はユルいのう。ところが物陰からすでにホラーアイが…!
  • ウインクボーンの爆発でふたりは倒れ、気絶したフリをした勇二の銃も、ホラーアイの石頭には効かない!?ホラーアイはやおらデビラ3名を呼びつけ(敬礼の腕の向き、バラッバラやな)、恨みがあるだろうと勇二を痛めつけさせる。この趣向にはデーモン様も大成功とご満悦。スキを見て変身した勇二=レッドだが、首にホラーガンの鎖が巻きつき…。
  • 首が絞まるレッドを見物している内に、息を吹き返した哲夫と駆けつけたユリがファイター変身してレッドに加勢。合体したトリプルに使え使えとデーモン様が催促する最後の武器とは…かぶせると爆発炎上するマントでした。かわされて即トリプルキックを食らうホラーアイですが、爆発はせずに白煙を上げ、涙をさめざめと「噴出」しながらゆっくり目を閉じるのでした。お決まりのデェモォンは言わないのね。
    • インタビューコーナーはフリーライター早川優氏(第5回)。ミラーマンとトリプルの劇伴はサントラ化の予定も無いのにステレオ録音。レコード作り並みの手間隙がかかっており、レコード会社の意向が反映されている。挿入歌「トリプルファイターの誓い」作曲はめずらしいことに円谷のぼるさんで、仲の良かったという宮内國郎さんに似たメロディ。アレンジ曲も初変身に使われるなど効果的に使用。楽曲は主題歌アレンジが多いためか他作品に流用はなかった。だからこそ作品内で機能したともいえるが、CDは残念ながら廃盤。早川さんにとってのトリプルはヒーローが合体するというゴージャス感が憧れ。新しいものを生み出そうとする変身ブームの息吹を感じてほしいとメッセージして、早川さんインタビューは幕。次回からは品田冬樹さんと唐沢なをきさん!