トリプルファイター 14話 極秘指令! デーモンの スパイを消せ

  • パリ本部からスパイ容疑のある哲夫を監視しろとの極秘指令を受信して、ショックのブルコン。本人を前にして「ショックリです(汗)」と誤魔化す。しかもヨーロッパでの爆破事件犯人のモンタージュは哲夫そのもの!?内密に知らされた勇二とユリも言葉を失う…。
  • 「コンドルより獰猛で、コンドルよりも頭のいい」とデーモン様お墨付きの怪人ブルーコンドル。「まるで生きているような精巧な人造人間を手足のように使う」って、それ言っちゃ1話目にしてネタばれなんじゃ…。もうひとつの武器は、七つの惑星を滅ぼした万能超兵器「シルバースティック」!半分イガイガで覆われた鎖付きのブーメランのようなエグイ形状だ。アジトにはグリーンのガムテープで巻かれた人型が置かれ「閃光とともに呼び出したナゾの物体」とナレーションが…。
  • ブルーコンドルさん(縮めるとブルコンになっちゃうな)がスティックを振ると、爆発とともに例のブツが…って、さっきのナレーションはフライングだったのかよ!物体のガワをめくると哲夫の顔が…。
  • 本物は弟たちの態度がよそよそしいので、いたたまれずにパトロールへ。ブルコンは哲夫の無実を信じたいユリに、哲夫のスパイ容疑は確実と辛いと言いつつ処分命令を!そのSATカーの横をこれみよがしに走りぬけるニセ哲夫!しかもブルーコンドルとの密会を目撃させ、ユリの態度は硬化する。
  • さらにニセ哲夫は、デビラに勇二の狙撃を指示する場面もユリが窺う前で演じてみせる。うたたねする哲夫に銃を向けるユリだが、撃てるはずも無く。失意のままに外へ出たユリはブルーコンドルに襲われ…。
  • 失神したユリの意識が戻った時、様子を窺っていたニセ哲夫が走り去るのを視認。入れ替わりに逆方向から本物が現れてユリは安心するが、すでにパリ本部からの秘密工作員が背後に!
  • ブルーコンドルはニセ哲夫を処分し、ひとりになった哲夫=グリーンを襲撃。グリーンはかけつけた2人と合体し、トリプルキックで怪人をデェモーォンと爆殺するが、本部の工作員に連行されることに…。ところが草むらにまだ、グルグル巻きのニセ哲夫が一体残っていた!?タイマー音で自爆をかわした一行。工作員は哲夫潔白を納得して本部へ帰って行くのだった。
    • ちょっとここんとこ、ツッコミどころが少ないよ!ってくらい内容が周到になってきた。あつし君の出番が減ったのも、ムリして子どもにへつらわない路線に移行しつつあるのか?
    • インタビューコーナーはフリーライター早川優氏(第4回)。取材で劇判の宮内国郎(國郎)さんとは何度も会い、ソフトな人柄と接している早川氏。スカーフなどダンディでおしゃれな方だったと語る。その音楽性は、軽音楽的手法を身につけたジャズテイスト。甘く懐かしい、子どものための楽曲と評する。メロディアスでパワフルな曲がアクションものとマッチした。『ウルトラ』の曲は細かく注文に答えて作った感があるが、『トリプル』は主題歌を多くアレンジすることで効果を挙げているという。(続く)