トリプルファイター 13話 孤独のケリー

  • 杖で雷を呼ぶ、デビル星最強の怪人ブラックサンダー到着。珍しく合成使ってのスゴイ落雷にパトロール中の勇二が、そしてナゾのジープの青年が急行する。
  • 「今初めてこれが武器となりえた」って、雷をチャージしないとただの杖なのか?杖=サンダーフラッシュの威力が勇二のバギーを翻弄。なにやら準備した武器の出番とほくそ笑むジープの青年。
  • デーモン様直々にSAT基地へ果たし状通信。東京破壊をちらつかせてのブラックサンダーとの決闘はジープの青年も傍受している。勇二を休ませた哲夫とユリは2人で呼び出し場所へ…。
  • 元SATを匂わす青年はひとりでブラックサンダー一味に挑み、哲夫たちの目の前でサンダーフラッシュを無力化させて一味を撤退に追い込んでしまう。ピンチを救われえたユリに青年はケリー岩崎と名乗り、デーモンをひとりで倒すと協力を拒む。
  • 青い球のデーモン様も敗退が「信じられない」と青ざめた声。ケリーの武器・光線消滅器を奪えとご命令。
  • デーモンカー集結を察知した勇二がバイクで急行。挟まれて(またも一旦停車してからの)ジャンプでかわしレッドに変身。そのころケリーのアジトにもデビラが群がる。窮地を哲夫とユリに救われてなお、協力を拒むケリー。デーモンに妹ユキを殺されたケリーは、復讐に躍起になってSAT科学隊員をクビになっていた。「デビル星に滅ぼされた宇宙人のひとり」でもあったってナレーションで補足も入る。
  • 双方の共闘を恐れるデーモンにより哲夫=グリーンが襲われるが、かぎつけたケリーによりブラックサンダーは敗退。デーモンはケリーに標的を絞ることに。
  • 落雷におびきよせられたケリー。しかしブラックサンダーは姿をくらまし、デビラたちだけでの総がかりを受けたケリーは痛手を受けた上に消滅器を壊されてしまう…。
  • かけつけてファイターになる早瀬兄弟の前で、余裕で姿を現すブラックサンダー。ケリーを介抱して合流したユリを交えてのトリプル変身!軽快な連続ジャンプでフラッシュ攻撃をかわしたトリプルは杖を破壊し、後頭部にトリプルキックをくらったブラックサンダーはデェモォンンと爆散。ケリーはユリに別れのエアメールを残して姿を消すのだった。
    • ケリー岩崎役の加藤寿氏は、レッドバロン・マッハバロンで防衛隊レギュラーに。終盤にも再登場するよ。
    • インタビューコーナーはフリーライター早川優氏(第3回)。主題歌は円谷とキングレコードが作っているので、各社共作の中ではキングが最初。谷あきら(子門真人)氏の主題歌はお気に入りで大傑作と推す。高音の中で低域も出る不思議な魅力の声であり、円谷音楽出版に在籍してジャンボーグAの掛け声などで円谷のアイコンともなった。BGMではデビラの出撃の曲が印象。丸出だめ夫のボロットのようなドラム缶型ではないロボット・ブルコンの、滑らかなデザインにも魅力を感じたと語る。(続く)