▼『聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話』
- ２年前・承前。教皇セージへの謀反とその汚名を着せる相手として選ばれた弟…双子座アスプロスの魔道を正すべく放たれた乙女座のΩ（オーム）の輝きを、兄の傀儡と成り果てたデフテロスが阻む。教皇がアスプロスを引き受け、アスミタにデフテロスの相手を頼む。
- デフテロスの様子に感じるものがあったアスミタは、彼をデフテロス自身の心の世界に誘い込む。脳髄を戒める茨…幻朧魔皇拳のイメージ。だが、アスミタは、デフテロスが魔拳の呪縛以前から兄の傀儡であると看破。本来兄弟に光も影もなく、兄の影という在り方を甘んじたことが、兄を失墜させたデフテロスの罪であると弾劾する。
- 説法を終えると、精神世界からいずこかへ立ち去るアスミタ。現実に残されたデフテロスに、教皇の喉下に手をかけた兄が暗殺の仕上げを命じる。光も影もない、デフテロスが己自身として選んだ生きる道は…鬼となる道。弟の拳が打ち抜いたのは、教皇ではなく兄の胸板だった…。
- 正義のためなら鬼となる。千日どころかアスミタさんの独り舞台でサクッと終わった過去編暗殺劇。まー、ここに力を注いだら、本番の双子対決より盛り上がってしまうからね。
