- ひとりっ子のはずの信夫が、弟のことを作文に書いてきた?信夫が学校に連れてきた弟「ケータロー」は手製のロボット。去年交通事故で亡くなったという本当の弟の名前なのだ。ひかるはバルの発案を受けて、超能力を使ってロボットに命を吹き込む。動けるようになったケータローは、校内を徘徊して大騒ぎ。慌てたひかるはケータローを停止させようとするが、命さえも与える超能力に唯一できないことがあった…「ひとの命を奪うこと」である。ケータローはいわれのない悪評の尾ひれまでついて、ついに信夫ともども町中から追われることになる。チンドン屋に潜り込んでパン代を稼いだりするふたりの楽しい逃避行。だが、ケータローはバスにはねられバラバラに…!弟の二度目の死に失意の信夫だったが、お母さんが新たな命を授かっていた。弟が生まれ変わると聞かされ、信夫は希望を取り戻すのだった。
- ひかる先生、ショートヘアに。
- 用務員さん、昼間っからウイスキーで一杯。ゆるい時代だなぁ。
- ロボット・ケータローは箱にバケツを伏せた頭部を乗せ、缶で手足を作ったガラクタ製。普段はローラー靴で引っ張って移動させるが、耳アンテナの豆球や目が光って手足を動かすスイッチも仕込まれていた(歩行には失敗)。
- バルが説明する「我々の超能力」は、空を飛ぶ、石ころをケーキに変える、好きなところに現れる…とかなり万能。無生物に生命は与えられるが、バルいわく「アンドロメダ憲章第9条 命を奪う超能力なし」。こう付け加えられると、「能力的に不可能」ではなく「制度として制限」されているようにも聞こえる。どっちにしろ、リセット不可と知っていてひかるに勧めたバルも結構軽はずみだよなあ。
- 我が子の悲劇にはお母さんにもこたえているはずだが、もう一度おめでたになるとは、信夫のケアも考えてのことだろう。今回トラブルを作る方となったひかるだったが、信夫が聞くお母さんのお腹の赤ちゃんの音をロボットの作動音にすりかえて、ロボット弟の件をフォローしている。
- 出演クレジット(一部役名あり、敬称略)
- 月ひかる先生:菊容子
- 校長先生:潮万太郎
- 教頭先生:牧冬吉
- 旗野先生:森本レオ
- 用務員:奥村公延
- 竹取武右衛門:明石潮
- 竹取きよ:岡村文子
- 正夫:藤江喜幸
- 進:矢崎知紀
- 太一:石渡英典
- ハル子:杉山和子
- 小山明子(信夫の母)
- 助け人・辻平内の妻・綾さんとか。
- 大山豊(八百屋)町田幸夫(運転手の相棒) 菊地輝夫
- 大山氏はバンドーラ一味プリプリカンの声など。
- 泉よし子 藤沢陽二郎(マイクロバス運転手) 大久保敏雅 劇団いろは
- 藤沢氏はヤモゲラス人間態なども。この人か、のちにヒロイン女優と交際して××したのは…。
- 佐久田修(坂井信夫)
- のちのマシンマン高瀬健。
- ナレーター:天地総子
- バルの声:牟田悌三
- 以下ノンクレジットキャスト(文献参照)
- 声出しチェック
- ロボット・ケータローは、「ヒトリデ オキレルカラ ダイジョウブダ」のひとことだけセリフ有。音声はピッチをいじってあるようで演者の判別は不能。
- 声出しチェック