- ミドリは柴田タモツ君の誕生日会で、佐川タカシ君が寿司を包んで床に捨てるのを見た。柴田君の母は見つけたそれを流しへ捨てるが、佐川君は帰りに半分しか食べられなかったと愚痴る。それを聞きつけ不味い料理をふるまわれたと解釈したボスグループが、プレゼント代を返させるよう柴田君に圧力をかけ始める。ボスのいじめと受け取ったミドリは、ドンパの手を借りて柴田君の母に知らせ、佐川君の母への苦情に発展。とうとう直接柴田君に食って掛かる佐川君をミドリが止めに入ると、佐川君は問題の寿司を母親への土産に除けただけだったのにと告白。佐川君に付きまとうボスを水の精の魔法で追い払ったミドリは、佐川君の母にも苦情が誤解だと告げ安心させるのだった。
- ミドリのママが用意した柴田君へのプレゼントは800円、佐川君は500円分だった。ミドリの時の相場は800円相当で、虎男は同額のプラモデルだったという。
- 裕福な柴田君に対し、プレゼント額が相場以下の佐川君はアパート暮らし。写真が飾られる父親は不在(おそらく故人)で、働きに出る母親にお寿司を包もうとする孝行心もうなづける。
- 佐川君の母を安心させるため「悪いのはボス」と説明したミドリだが、ママとの語らいの中で心中『悪い人はいない』と結論付けており、この一件がボスも含めて善意をかけ違えた騒動だとの自覚はあるようだ。ミドリですらも柴田君に肩入れして佐川君への加害者になってしまっていたし。
- 出演クレジット(一部役名あり、敬称略)