ゲゲゲの鬼太郎(1971) 37話 地相眼

  • キャスト情報(敬称略)
  • (以下役名なしクレジット)
  • 以下ノンクレジットキャスト
  • 安井社長は、戦後復員してきた頃に魑魅魍魎の国へ迷い込んだ。不思議な玉「地相眼」がへそから取れなくなった代わりに、御利益で今の地位が転がり込んだのだ。ところが玉は魑魅魍魎の天体観測に必要不可欠だったので、使者の化けミミズは安井の息子・安男を地相眼に変えるか安井の命と財産を失うかを要求していた。会社を継ぐという進路から逃げられないと人生に冷めていた安男は、地相眼になることを快諾する…。
  • 読み切り翻案ストーリーのため、鬼太郎の役割は社長に頼まれた化けミミズとの交渉役のみ。ねずみ男が「天相眼」「水相眼」を盗んで話をこじれさせる。半妖怪のねずみ男のへそには玉がはまらなかった。
  • 財産と地位にしがみつく父親に進路を縛られて諦観していた安男だが、学生運動の投石に巻き込まれたのを父が心配したと聞き玉になる肚を決める。最期の意識で父親も経済競争の被害者と思考するなど、根っこでは愛憎に揺れていたのかも。