ゲゲゲの鬼太郎(1971) 35話 イースター島奇談

  • キャスト情報(敬称略)
  • (以下役名なしクレジット)
    • 野田圭一(占い師・福島)
    • 坪井章子(ペルー人占い師・アレス)
    • 北川国彦(地獄の使者アクアク)
    • 矢田耕司(出演箇所特定できず)
  • 以下ノンクレジットキャスト
    • 福島の父は、聴き取りで増岡弘氏。
    • 福島の白骨化を目撃して卒倒する警察幹部のうめき声は、演者不明。
    • 次回予告は、聴き取りで永井一郎氏。
  • 占い師・福島は客筋を取られた因縁を吹きかけ、ペルー人占い師アレスを殺害して逃亡。父親の日記から「金も命も幸福も思うがまま」になる術を授ける地獄の使者がいると知りイースター島へ向かう。ねずみ&猫コンビがアレスの呼び込みの手伝いをした縁で鬼太郎が罰を与えようと後を追い、現地の宿屋に扮して福島の様子をうかがう。やがて福島は地獄の使者アクアクの呼び出しに成功するが、鬼太郎の目の前でアクアクに連れ去られる。日本へ戻った一行が福島が自首したと聞き面会に行くと、福島は留置場で瞬く間に白骨になってしまった。
  • 煽っていくスタイルのアレスさんもちょっと問題があった気もするが、罪悪感ゼロの福島は作中のメガネ出っ歯ゲストでも屈指の卑劣漢。その末路もやむなしである。
  • 白髪に骸骨顔の老人アクアクは、北川ボイスが他では聞いたことのないような紳士的な発声でフフフと笑うのが逆に出色の薄気味悪さ。福島への「地獄の処罰」も、鬼太郎らは結果を目撃するだけで描写されないのが想像外の恐ろしさをかきたてる。
  • 他にもライターをともすと背後にミイラが浮かんだり、ホラーテイスト目白押し。