亀山助清さん亡くなる

  • 声優・俳優。エバラ焼肉のタレCMのお父さん役や不思議コメディーのゲストなどで、細身で温厚そうなお姿を見られた。しかし、『トトメス』の松本先生の母(老婆役!)の寿司中毒演技など、外見に反してエキセントリックなテンションも披露。二面性の表現力と評するなら、それは役者らしいハジケ方と言えただろう。
  • メジャーな作品でイメージ通りのキャラを挙げると、『るろうに剣心』のメガネの警察署長。『宇宙船レッド・ドワーフ号』のクライテンなど。上ずってフワフワしているかのような声出しでいかにも温厚そうに演じたり、高い声でキレキャラを演じたり。
  • 低いトーンで丸っこいキャラも演じている。『カブトボーグ』に「1回だけ登場したレギュラーキャラ」シドニー・マンソンは、状況設定が狂っている中で本人だけが良識人を熱演。普段の細身キレキャラのネガティブもまた、役者ゆえの二面性であった。
  • 特撮最後の仕事は、『仮面ライダーW』でマネー・ドーパントに取り立てられる男。ご冥福をお祈りします。