- バロールの魔眼に対抗すべく、女従者ファリニシュの魔術剣を見極めようと特訓する獅子座レグルス。だが、パワーやスピードでは起こり得ない精霊の現象=魔術に「一度見た技は二度通じない」という聖闘士の常識が通じない。光に目がくらんだレグルスに、ファリニシュは風や火や命を生む精霊の流れが「世界の根源」に通じると助言して特訓は中断。
- 助言が父の言葉「風の中にも大地の中にもいる」に通じると感じるレグルスを、コナーはその父の魂も人間以外に生まれ変わってゆくと励ます。レグルスは父を亡くしたばかりのコナーの明るさが無理をしているものと感じるが…。
- どこからかすすり泣くの声…河辺で何かを洗うその女は、目のくらんだレグルスには気配がしない。洗われているのは…虫の息のファリニシュ!?死は洗ってもとれない、そんな哀しみを味わうために…女はバンシーのシェリーという正体を現して襲ってくる。その気配でバロールの手先と気付いたレグルスは光速拳ライトニングプラズマを放つが、蜂の巣にされても女は死なない!?逆に黄金聖衣越しにダメージを与える闇の雨「ラメンテーションレイン」で攻撃され、コナー、ファリニシュを連れて退避するハメに。
- 再び近親者が生命の危機にさらされ、気丈な明るさが崩れたコナーは迎撃に戻るというレグルスに泣きつく。かつてのコナーと同じ守られる泣き虫だったレグルスは、父を亡くして泣くのを止めた。今は自分が守る者だから、泣いていいと言い残し飛び出していく。
- 立場は同じになっても、父の視た世界はまだ見えない。シェリーの攻撃に倒れたレグルスは、ようやく回復した眼で再び世界を視る…空を、木々を…そこを二重螺旋のように走る、無数の精霊道!…世界の根源?闇の力で生まれたシェリーにも、同じものが視える!それを断ち切る「獅子の大鎌(ライトニングクラウン)」!シェリーは自分が滅ぶ哀しみの嘆きをあげて消滅した。
- 父の視界に近づき、守る者の戦いをひとつ勝ち抜いたレグルス。しかし、コナーの下には既にバロールのクルワッハの魔手が!もはや光の神ルーの一族だけではなく、それを思わせる黄金聖衣の光も、滅ぼす敵とみなして襲い来る!