- 剣士は、邸内で決死の覚悟を強いられていた…愛娘コナーに常々教え説く「光の神ルー」の加護を求めるほどに。だが、対する「魔眼」の圧力は敵自身を覆って余りある強大さで…。
- その娘コナーは生家襲われるの報せを受け、作法見習い先から早馬を走らせていた。女騎士ファリニシュが保護のため連れ戻しに追うが、父母への思いは止まらず。その早馬を「眼」の術で引き止めるローブの一団「魔術師(ドルイド)」!ファリニシュの早業は剣で炎術を切り裂くほどだが、ドルイドたちの奥の手で金縛りに。それこそは神話の時代、ダーナ神族を従わせたフォモール族・バロール王の「魔眼」!ドルイドによって魂を呼び戻されたバロールの世界支配の障害として、コナーが狙われたのだ。父の教え・光の神ルーに少女が祈る時、現れた救いの手は…。
- コナーと同じ年恰好の「箱」を背負った裸足の少年が、素手でドルイドの術をなぎ払う!「聖域からの初任務」で道に迷ったという少年は、行きずりのコナーを護る対象と知らずに助けに入ったのだ。「ルーの五条の光」を思わせる技「ライトニングボルト」でドルイドたちを撃退した少年の名は、黄金聖闘士・獅子座レグルス!その笑顔にも少女は神の光を見る。
- コナーの父から聖域へ依頼した援助が初仕事で迷子という体たらくに落胆するファリニシュを尻目に、レグルスの足が彼女の馬より速いと聴いたコナーは、彼に抱えられて父母の元へ抜け駆けする。その風のような速さも、強さも、死んだ父を探し近づくためだという…。
- だがコナーの父モリアスは、怨敵バロールのクルワッハの酒席に亡骸となって同伴させられていた。逃げ帰ったドルイドに追いつき、黄金聖衣装備で現れるレグルスとコナー。父を失う哀しみを知るレグルスは、野望のためにモリアスを殺害し、血筋の娘コナーをも狙うクルワッハに怒りを燃やすのだった。