トリプルファイター 24話 地獄の唄が聞える

  • 「強力無比」な怪人サウンド・キラー到着。早速地球の電波を吸収してジャンボ機を爆破…バンク映像で(出典不明)!さらに人間の頭脳を狂わせる「エレキ音」で、どこぞの警官たちがのた打ち回る。
  • SAT基地ではブルコンが不調に陥り悲鳴。哲夫は空港管制官に謎の通信不能による状況説明を受けていた。このままでは空港は機能麻痺だ。ところで、この管制官の声はナレーションの村越さんが吹替えて…と思ったら、村越さんとは人相が違うのでまず別人。コメントにて情報のご提供がありましたので、正解はそちらをお読みください。
  • 電気屋のTVも軒並み砂嵐。列車事故の報告がしたいと警官が哲夫のSATカーに駆け寄るも、通信が出来ない有様。この警官の声も、今回の怪人の声優のアフレコくさい?こちらもコメントにて答え合わせ。
  • 今や地球は半身不随だと、デーモン様の号令でデーモンカーが出動。久しぶりやな、5台のうち3台だけ発進バンク。
  • ブルコンだけでも稼動のため、哲夫は電波遮断装置で基地を遮蔽。躁状態で復旧したブルコンは、早速事態をサウンド・キラーのしわざと推測。怪人はエレキ音でビルをひび割れの粉々に倒壊させていた…バンク映像で(出典不明)!
  • レーダーが使えない以上、デーモンカーを見つけて怪人を探し出す他ない!出動して早くも橋げたで火薬を仕掛けるデビラどもを発見する哲夫と勇二。一方ユリの前には、友達の鳩を連れたあつし君が現れ、デーモンカーを見たと競技場へ誘導する。しかし、銃でデビラに脅され2人とも捕縛。地下室でサウンド・キラーのエレキ音が襲う!
  • あつしは失神、ユリはオレンジに変身して抵抗するが、エレキ音で頭が痛み変身すら解除。ユリを探す哲夫と勇二は通信が復旧したことで怪人の潜伏を推測。そこへあつしの友達が現れる。あつしは捕まる前に友達の鳩を放し、伝言メモを添えていたのだ。
  • サウンド・キラーはユリをエレキ音で苦しめている内に電波不足に。怪人が外へ電波補給に出たのと入れ替わりに哲夫たちが競技場に駆けつけ、ユリと失神したあつしを救出。
  • 怪人が電波を吸収する様子を目撃した哲夫は、電波を吸収できないトンネルへ敵を誘い込み、ユリに各方面へ電波停止を呼びかけるよう策を案じる。
  • 怪人をトンネル前までおびき寄せたグリーンとレッドだったが、サウンド・キラーは2人を生き埋めにすると言い出したから、さあ大変!グリーンは怪人を挑発し、トンネル内に誘い込むのだが…。
  • ユリの呼びかけにより電波停止の準備が整った時、グリーンとレッドは既に生き埋めになった後だった!怪人が意気揚々と引き上げた後の土砂をユリが泣きながら掘り返していると、後ろから兄さんたちが肩を叩いてひょっこり!?
  • 列車のたまり場で補給を試みる怪人だったが吸収する電波がない!そこへ到着した貨物車の扉から姿を見せる3兄弟!デビラを蹴散らしてトリプルへ2段変身し、エレキ音のエネルギーが底をついたサウンド・キラーをトリプルキックでデェーモォーーンンと爆殺。電波が復旧し、作戦終了の報告に対するブルコンの返事は、あつしが退院祝いを要求している、というものだった…。
    • インタビューコーナーはメイン監督の安藤達己さん(第2回)。デビラの東宝の殺陣の皆さんは事前に段取り済みで、撮影はスムーズ。カースタントは、その殺陣師がフツーの無改造車を動かすので、スピード感に苦労。撮影セットは外気32℃を涼しく感じるほどの蒸し暑さ。夏場40℃で汗が塩になってザラザラ感、氷で冷やしたリポビタンやレモン(暑さですっぱく感じないという)をかじりながらの撮影も、好きでやってる分、文句を言うものはいなかったという。そんな中での制作は、絵コンテにこだわらず、大枠に収まればアクシデントも積極的に頂いていく柔軟なものだった。改めて再見すると、続きがハラハラするものをと目指した狙い通りの紙芝居的なものになっていると満足気。(続く)