トリプルファイター 20話 行け! オレンジ・ファイター 心の眼を開いて

  • バギーでパトロール中のユリの対向車線に、人形を積んだ軽トラックが。車体にビッシリ絵が描かれており、今で言う痛車風情。おもむろに草むらから出現したあつし君も、面白い車とシャッターを向ける(なぜそこに&なぜカメラを持ち合わせてる?)。
  • ところが軽トラは急にバギーの車線へ突っ込んできて横転、人形が散乱。拾う運転手の青年は、急に車が飛び出したと妙な証言。各地で交通事故が多発しており、基地の哲夫たちはデーモンの仕業を疑う…。青年の軽トラを牽引する羽目になったユリ。
  • デビル星からの最高の魔術師・怪人ミラージュ到着。頭部に丸鏡がいくつもあしらわれて、いかにも幻術が得意そう。でも、プレスリーみたいな腕の暖簾ヒモはなんじゃい?
  • バギーと軽トラの事故現場を見に来た哲夫と勇二は、軽トラをデーモン一味と疑い、あっちゃんの証言で後を追う。その頃、ミラージュの掛け声「ミラー!」とともに、ユリの正面にもう1台のバギーが!早くもタネわかっちゃった!
  • ユリがあやうく急停止すると、軽トラに青年の姿が無い?あれー、かいじんがすがたをけすと、せいねんがじょしゅせきからでてきたぞー(棒)。ユリは出現したデーモンカーから青年を遠ざけるため、そのまま軽トラを引いて離脱。追いついた哲夫たちがデーモンカーの追撃を阻止するが、ミラージュの対向車マジックと分身の術に翻弄される。
  • 森夫という「カバみたいな顔(ユリ評)」の青年が軽トラの牽引ロープを結わえなおしに停車。ユリが気が付くと森夫が消えてミラージュ一味が!その頃、先の場所でもミラージュが哲夫たちを襲撃中?
  • 森夫は怖くて草むらに隠れていたというが、ユリは徐々に疑いの目を向ける。牽引を断られた森夫が車体への蹴りでエンジン起動に成功するが、ユリはエンストを芝居だったと合点。さらにデビラの襲撃を受けたユリは、彼女を庇って共に洞窟に閉じ込められた森夫を完全に疑う。
  • ユリの発信機で洞窟前を見つけた哲夫と勇二だが、ミラージュの幻影にファイターに変身しての攻撃が当たらない!グリーンの策で同士討ちを装い、ミラージュは引き上げてしまった。
  • 基地であっちゃんが先の写真を現像すると、軽トラが2台向かい合っている?哲夫に相談しようと帰還を要請するブルコン。分析力はあっても、判断力はないんデスネ…。哲夫帰還の動向をつかんだデーモン様は、死体を確認しなかったミラージュに大目玉です。
  • 洞窟のユリは、水を汲んできた森夫を突き飛ばしたりしますが、弟のいる精薄児施設へ行く約束があるという森夫は、人形を見つめて笑みをこぼす。盲目の少女に返す人形と、創立記念日のプレゼントを届ける予定だったという森夫に、ユリは警戒心を解いていく…。
  • 勇二が洞窟をふさぐ岩を爆破したところへ、戻ってきたミラージュのレンズ光線が!森夫が自分を庇うのを見て、疑いを解くとともに責任を感じて単身怪人に挑むユリ=オレンジ…。
  • 幻のミラージュに飛びかかったオレンジ=ユリは、崖下へ落ちてしまう。折りしもミラージュの力を鏡と見破った哲夫が煙幕玉を使うが、デビラに邪魔されるうち煙が霧散。レンズ光線の連射で窮地のファイターたち!先の人形の飾りが光線をはじいたのを見たユリ=オレンジは、持ち主の子が見えなくても心の目で見るという話を思い出し、分身を見破った!心眼を得て合体したトリプルの、太陽光を遮ってのトリプルキックでミラージュはデェモォーンと爆発炎上。約束の時間には遅れたが、森夫は無事施設へ向かうのだった。
    • インタビューコーナーは品田冬樹さんと唐沢なをきさん(第5回)。テンパージョーにバービーブー…怪人のネーミングでウケた思い出話。その2人が友達同士という話から怪人のドラマに話題がシフト。テロルはデーモンを舐めていたり、デーモンが部下をなだめたり…。そのデーモンとの決着を想像したという最終回、別れが仲良しの子どもとだけという舞台の狭さもある意味魅力だった。(続く)