今週のチャンピオン/『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 外伝』(蟹座5回目)

    • タイトルページの煽り文「実体を見せず 忍び寄る、黒い影…!!」ガ…ガッチャマン??
  • 蟹座マニゴルドの脚技「蟹爪(アクベンス)」にかかり、もはや虫の息の暗黒鯨星座アレグレ。孤児ジョーカの由来を「赤道直下の島」ともらしかけて…絶命する。おびただしい黒い羽根を刺されて。
  • 頭上の敵を察して魚座アルバフィカが放ったピラニアンローズの先には、教会の十字を止まり木にたたずむ黒い鎧の美男子…暗黒烏星座のリュゼ出現!砕く黒薔薇を苦も無く受け止め愛でるリュゼは、すべての美をおのれの引き立て役とし、アルバフィカの噂以上の容姿を砕くと傲慢に見下ろす。「真髄も解せぬ鳥頭」に受けて立つアルバフィカの先制の毒薔薇「ロイヤルデモンローズ」!だが、渦巻く黒羽根「ブラックフェザーディフェンス」が香気を阻み、刃物の威力でアルバフィカに降り注ぐ!アルバフィカを案じるジョーカを、マニゴルドが毒の流血に触れぬよう制する。リュゼはその毒血への対策も用意していた…。
  • 気が付くと、景色一変…そこは死界の入り口=黄泉比良坂?!「暗黒(ネーロ)」の首領アヴィドが遠隔で行った積尸気冥界波が、その場の全員の魂を引きずり込んだのだ!肉体の無いアルバフィカには毒の血も駆使できない!アルバフィカの美貌に振りかざすリュゼの黒羽根…。
  • 拳一閃!痛打されたのはリュゼの顔面?!アルバフィカにとって毒の血や香気は、味方にも害をなす枷でもあった。その気兼ねの無い状況に、嬉々として拳を鳴らすアルバフィカ。逆上したリュゼの反撃を微動だにせず顔面で受け止め、カラスの虚飾を撃ち砕く…闘志と誇りを纏った拳で!
    • アルバフィカの真髄は 美しさにあらず!男らしさだッッ!!」今週の煽り文は素晴らしく優秀だな。
    • しかし、2回続けて肉弾戦オチとは思わんかったわ。この気性を知ってて、この前「アルバちゃん」呼ばわりしているマニゴルドも相当豪胆ですよね。
    • 昔『県立地球防衛軍』ってギャグマンガがあってですね、口車で怪人(変態)をやりこめていくんですけど、あるとき日本語が通じないアメリカ人が立ちふさがるんですよ。話が通じないなら殴ればいいってんで撲滅。そんな流れを思い出した、今日という日です。
    • さて、美形なんで下馬評は蜥蜴座と思われていたリュゼさんが烏座でした。原作の暗黒四天王は青銅カルテットと似て異なる程度の容姿の違いだったのに対し、こちらは思いっきり正規白銀とは変えてきてます(ちなみにLC本伝の烏座はほぼ原作現代版と同じ容姿)。これで残る2人が何座か先読みづらくなりましたな〜。だが予想を裏切ってこそのマンガの醍醐味よ。