- 過去---。永遠に人生の記録を読み漁る悦楽に魅入られたシオンは、修復の槌で聖衣を打ち壊す…だが、その暴挙を止める、傷ひとつない聖衣が？それ…祭壇星座アルターの聖衣が映す記憶は、シオンの師・ハクレイが前聖戦を戦った記憶であり、仲間と生を分かち合った記憶。
- 死者の記録ではなく…生きた歴史に初めて触れ涙するシオンは、聖衣を見続ける道に新たな可能性を見出す。だが、逡巡を人の罪と断ずるルネは、シオンの後ろ首に致命傷を与えて立ち去ってしまう！
- 現在---。ルネの技・リーインカーネーションを受けたシオンは、己の罪…前戦士の心の宿る聖衣を破壊した罪の記録文字に呪縛されていた。再び地獄の入り口を開き、動きを封じられたシオンを落とそうとするルネ。
- しかし…そこには右腕一本でかろうじてしがみつくシオンの姿が！唯一文字の呪縛を退けるその腕には、ルネから受けたものとは別の傷が…師・ハクレイが二百数十年前から流れる自分の熱い血を分け与えてシオンの命を救った印が刻まれていたのだ！
