KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT(仮面ライダー ドラゴンナイト) 39・40話 ベンタラと地球に/キットの物語(注・ネタバレあります)

  • キャスト情報(1本目)
  • 敵城のシールドを破壊したライダーをパズスティンガー・フロスト&ブルームが狙う。ドラゴンナイト&ウイングナイト&ストライクがパズスティンガー3体に応戦(原作場面)。
  • マスター=ユーブロンはゼイビアックスの司令室に侵入したが、復活させたオリジナルライダーたちはシャットアウト。マスターは単身ゼイビアックスに挑む。
  • ドラゴンナイトとウイングナイトはパズスティンガー3体にベノクラッシュをはじかれて(原作場面)消耗したストライクを置いて前進。ブロバジェルとアビスハンマーを昇竜突破で撃破したオニキス&セイレーンと合流。マヤたち別動隊を襲うバクラーケンとソノラマブーマは、回復したストライクの援護でトルクのシュートベントが粉砕。かつて同じ顔のJTCに苦い思い出を持つマヤの、ストライク=プライスへの先入観も解消。
  • 孤軍奮闘するマスターにゼイビアックスのとどめが迫る…が、それを制したのはドラゴンナイトとオニキスのW昇竜突破!ウイングナイトとセイレーンも駆けつけた!だが、4人がかりで挑んでもゼイビアックスは圧倒的だ。しかし、マスターがその隙にゲートを開放。インサイザー、スピア、ラス、トラスト、キャモ、スティングら復活オリジナルライダーを加えた全13ライダーが集結した!!
  • 今一度人間体に姿を変え、アダムやキットに服従を呼びかけるゼイビアックスだが、最早二人は脅迫には屈しない。13ライダー全員のリンクベントのスパーク放射が、ついにゼイビアックスを木っ端微塵にした。
  • さらわれたベンタラの人々を取り戻すため、惑星カーシュへ旅立つライダーたち。アダムはその前に、幽閉されて現状を知らない恋人サラに、裏切りの罪を告白する…。
  • キャスト情報(2本目)
  • 大店舗となったグレース堂書店…未来。マヤの回想するライダーの戦い。ドラゴンナイト=キットがベントされた戦いから、アダムの再来、オリジナルライダーの復活とオニキス参戦、最終決戦。
  • ベンタラにはさらわれた人々が戻り、一度ベントされた地球側のライダーは戦いの記憶を消されて普通の生活へ。クリス・ラミレスもユーブロンに死の病を治癒され、念願の海兵隊入りを果たした。アダムはライダーを辞任してサラとの新生活へ、ドラゴンナイトはキット・テイラーが継承した。トレントはノーマンのミシェルの元で、レイシーはグレース堂の服飾部門に就職。マヤ・ヤングはライダーの物語を小説仕立てで出版。プライスと交際中である。そして、キットの父フランクもユーブロンの手で回復した。
  • だが、戦いは終わりではない。鏡の向こうの多くの世界から迫る危険と、レンは、ケイスは、キット・テイラーは今日も戦っている。(完)
    • TV、映画、SPと色んなエンディングを見せてきた『龍騎』だけど、TV&映画がトゥルーエンド、SPがバッドエンドとすると、今作のはグッドエンドという位置づけかな。
    • 不満かなーと思う部分は
      • やはり新撮バトルはアクション主体。いや、動きのレベルは高いんだけど、アドベントカードのかけひきは原作部分にほぼ集約されちゃってるので、原作にないカードのやりとりも入れてくれてもよかったんじゃなくて?そりゃまあ、生エターナルカオスやW昇竜突破とかも見れたけど、向こうには遊戯王が開拓した市場もあるんだし。
      • ライダー出演俳優の声出し、一部は演技微妙。レンは割りとそのままでよかったし、太牙兄さんもまあまあ、ザンキさんのキャモは意外に違うキャラでそれはそれで…だったんだけどね。
    • 楽しめた部分は
      • 前半と終盤で主人公交代(主役は一緒だけど)
      • 原作と同じ場面の流用でも、時には敵味方の意味合いが逆転したライダーバトル(まさにミラーワールド)
      • グッドエンド、やはりこれにつきる。原作とは違って(復活させる仕込みがあったとはいえ)主人公が人間をベントし、ベントされる流れは衝撃だったし、そこからマスター登場で一気に好転、大ボス以外は八方丸く収まる甘々な展開も、原作の辛い展開の救済のようであり、日本版では唯一なかったハッピーエンドの方向を補完してくれたというのが嬉しかったですよ。
    • ただ、これは原作とのギャップで楽しんだ面が多分にあり、原作抜きでコレ単体で見てたとしたら、満足度が得られたかという疑問も。同じ小林靖子脚本をムリに崩したパワレンのロストギャラクシーよりは、構成はちゃんと別物になってたんだけどね(打ち切りとは言われるが、向こうでは放送前に大体撮り終わってる)。自分はトータルで楽しめたけど、北米での評価が聞いてみたいです。