『聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話』 5・6話 毒薔薇/花葬列

  • 聖域に肉薄した三巨頭ミーノスの一部隊は、魚座アルバフィカの薔薇の陣に遭遇する。アルバフィカの毒薔薇の香気と毒血の霧雨=クリムゾンソーンの前に、地暗星ディープのニオベをはじめとする一隊は壊滅するが、ミーノスのコズミックマリオネーションの糸がアルバフィカを捕らえる…。
  • アルバフィカの戦いが聖域最寄の村を気遣うものと知ったミーノスは残る配下を村に差し向けるが、ブラッディローズのトラップがこれを掃討。しかし、傀儡の糸に全身をへし折られたアルバフィカは血の海に沈み、ミーノスは自ら村の破壊に赴く。毒血ゆえ孤高のアルバフィカの心根を知る村の少女にも暴虐の拳が振り下ろされようとしたとき、牡羊座シオンが、そして自ら立ち上がってきたアルバフィカがその前に立ちはだかる。捨て身のアルバフィカによりミーノスは絶命、自らもシオンと少女に看取られて息を引き取るのだった。
    • 実を言うと、2巻目での彗星拳の淡白な描写(数百発を撃ち込んでるように見えない)に、今回の出来は心配してたんですよね…(支援したい心情から、前回のレビューでは伏せてました)。ですが、黄金祭りの皮切りという、OVA版の今後を占う意味でも下げられない本作の出来栄えは、それに見合った力の入りようでした。魚座VSグリフォンの声優の熱演振りも、今巻限りの出番が惜しまれる限り。旧原作が悪役で辛い思いをした魚座のヒトは見て買って損はないですよ。
    • ああ、シオンとアルバフィカの配役は、ロックオンとティエリアの組み合わせなのね。意図して組んだのか?
    • その他主なキャストは
    • 次の4巻は乙女座祭り(予定)。