必殺仕事人2009 15話 昔の女

  • 悪人に『ケータイ捜査官7』美作部長の伊藤裕子氏、ネオジェットマン一条総司令の手塚秀彰氏。被害者にGUYSサコミズ隊長の田中実氏。本作は11話の浅野さんといい、悪女が生き生きしてるなあ。
  • 涼次の過去の恋人が悪人化していたので仕置…って、原点『仕掛人』の「おんな殺し」をほうふつとさせますが、大店乗っ取りの悪事は11話の浅野さんとかぶってます。さすがに涼次は源太の二の舞にはならないとは思ってましたが…。
  • 「頼み料に伸ばす手を妨害する小五郎のイジワルを押しのけて、涼次が金を取る」という姿を見せて、当人の決意を描写しております。まー、イジワル行為自体、小五郎が涼次を煽って決意を強めさせた、とも考えられます。源太は叩くとヘコむタイプでしたが、涼次は打つほどにニョキニョキ出る杭ですものね。
  • 完成版の絵、描き直し用意するの早っ!「画竜点睛」も、技変更以来じゃのう。
  • 脚本の前川氏は、以前の2本「偽装詐欺」「因果応報」は散漫でそんなでもなかったですが、今回はキャラの掘り下げ一本にしぼっていて、入りやすかったです。如月の存在をとっぱらっていたのも、空気を読んでいて正解かな。他では、白州で鋭くツッコむ小五郎、被害者にサービスで着替えを置く匳など、細かい描写でも気が利いていて良かったですよ。