- 紙を粗末にする子どもたちの前に、空から紙が降ってきた。と思ったら、動物の切り絵をする白ひげの老人が出現。絵は短時間本物になって動き回る。すっかり感化された子どもらが翌日同じ場所に行くと、今度はお爺さんが絵をロケットに変えた。
- 勉強や畑仕事をほっぽった子どもたちを連れ戻すよう頼まれたプカロが様子を見守るが、ロケットが墜落した隙にお爺さんは隠れてしまう。子どもがお爺さんに懐くことに危機感を覚えたプカロが手品を見せて対抗するが、子どもらはお爺さんの元へ。しかし、子どもをうちに帰すためにパパがオーダーした俄か雨で、お爺さんが急に苦しみ出す。
- ポチポチがお天気相談所に雨を中止させるが、お爺さんが弱って遊びは延期。子どもらが帰宅した間、お爺さんはカミカミぼしから子ども誘拐の指令を受けていた。一方、子どもらを拘束してお爺さんの様子を覗いた親たちは、ただの切り紙細工師だと安心してしまう。納得しないプカロが様子をうかがうが…。
- プカロは切り紙の花の香りで眠らされてしまう。ガキンコは亡き母を切り紙で実体化させようとするが、ゴルバの目当てはお金。変装術で子どもサイズになるが、カミーラには相手にされない。目を覚ましたプカロは、メリーゴーランドに置き去りにされたゴルバを解放し、ハッタル家に知らせに遣る。その頃、子どもらはカミーラに風船細工を付けられて宙へ…。
- 親たちが注文した雨によって、紙の風船が消えて子どもらは地上に戻った。だが子どもらはカミーラを疑おうとはしない。濡れたカミーラを焚き火で暖めるが、カミーラは火にも怯えだす。指令に急かされたカミーラは、ついに実力行使。カミーラの正体に気づいたプカロと親たちが救出に向かう頃、気絶させられた子どもらは再び風船で空へ。
- 大人たちの松明攻撃で紙の正体を現したカミーラは炎上。風船の魔法が解けて子どもらも戻ってきた。紙を粗末にしたのが原因だと考えた子どもらは、カミーラの燃えカスに、プカロと切り紙の花を添える。本物にならないのを残念がっていると、ひそかに見ていたドロンが同じ魔術使いの末路に同情して花細工を本物に変える。子どもらは、祈りが天に通じたと喜び、お爺さんの思い出に石塚を作ってやるのだった。
- キャスト情報
- 千吉さんクレジットでヤバい話かと思いきや、子どもらの配慮でイイ話に締めくくり、ドロンがまさかの善行でダメ押し。
- (9.22追記)紙ロケットは『妖星ゴラス』のはやぶさ号。