- パパゴンの怖い悪魔の話を聞いて床に就いたチビラに、夜通し聞こえる笛の音。朝になって探しに行ったチビラ・ポチポチと興味を持ったガキンコが出合った人物は…。
- 花と蝶を出す不思議な術で仲良くなろうと近づく老人。お話の悪魔ではとチビラたちは警戒。老人は昔この町にいたプカロで、術は旅の中で身につけたという。老人を見張るチビラはプカロの手品に心を開きかけるが、かけつけたパパが発明でプカロを縛り、チビラを連れ戻した。
- パパの知る百年前のプカロの肖像画は老人とは別人だった。様変わりした町を嘆く老人は花を植えて昆虫を放つ。
- カブトやクワガタを見たことのないポチポチやママは動揺するが、パパは町では死に絶えたはずの昆虫を懐かしむ。老人を口癖から「ナンジャーさん」と呼ぶことにしたチビラは、家を抜け出して会いに行く。昆虫に誘われてガキンコも家出して合流。
- ナンジャーじいさんは虫や鳩の巣箱を子どもたちに見せ、快獣が自分の利益しか考えないので町からこういったものが消えたと説明。子どもらが巣箱に夢中の間、心配してきた親たちに老人はことのいきさつを説明。旅行記を拾って知的探究心に目覚めたかつてのプカロは宇宙へ出て、頭の形も使いやすく変えたのだという。
- ナンジャーさんは、子どもらに鳥も花も蝶もいない土地を見せて、自然を取り戻すよう花一輪運動を呼びかける。子どもたちがひとしきり花を植えて日が暮れると、ナンジャーさんは親に心配をさせるなと子どもたちを帰すのだった。
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