BLACK LAGOON 24話 最終回

あー、この番組ヒロインはロックだったんだなあ。最初から拉致されたりしていたもんなあ。当初犯人だったレヴィが今じゃナイト様の役回りだしなあ。
ナイトのつもりで助けた闇の姫君に、暗黒街に住みながら少女趣味な正義感をかざす無力な夕闇の姫君であることを暴かれたロック。
夕闇の姫君の結論は、闇の姫君を真昼で生かすためにその他を血で染める提案。『Fate』にあったが、正義の味方になろうとして、誰かの味方をすることは誰かの味方をしないことにつながる。万人の味方になる都合のいい正義は存在しない。闇を作ることで生者が真昼に生きる道を指し示す…夕闇に立つことを決めた姫君の結論である。
しかし闇の姫君は生者の道を拒否。二人の姫の命運をかけて二人の暗黒騎士が一騎打ち。
夕闇の姫君は自分の生きるスタンスを決めた。闇の姫君は生者の道への決別を返すのみ。だが、強く語るほどに後悔が裏打ちされる。羨望の光に目がくらんだ暗黒騎士の刃は潰え、命運は決した。
「闇に同化しようとした」姫君だが、全てを捨てて逃避する道もあったわけで、それも悪の道には違いなかったはず。貫こうとした任侠道も結局は少女趣味な正義感ではなかったか。
生き残るのは、悪党のやり方。夕闇の姫君と二挺拳銃のナイトは、悪党のパラダイスに生きている。