スタートレック・シップヤード

  • 先日からアマゾンへのリンクができたりできなかったりですね…。貼り直し不可なのだろうか。
  • 発売日変更になってたブツをようやく受け取れたので、気を取り直して。データ少佐とラ=フォージのつもりでレビューしてみましょう。

ラ=フォージ「これは宇宙船の図鑑だね?出版社は…デアゴスティーニ。隔週で宇宙船フィギュアを出している会社か…Vol.1と2ということは、また別のシリーズなのかい?」
データ少佐「週刊・月刊で続くのか、という質問であれば、答えはノーだ。宇宙艦隊編とあるので、将来的にはそれ以外の勢力の宇宙船図鑑も出るかもしれないが、現状本国でもこの2冊のみだ。」
ラ「フィギュアとこの図鑑を合わせれば、2倍楽しめるというわけか」
デ「ジョーディ、君の言うフィギュア…スターシップコレクションは、厳密にはフィギュア付き隔週刊誌だ。冊子部分にはその宇宙船についての解説や劇中の背景、モデル製作の裏話などが掲載されている。この図鑑はその解説部分の抜粋で構成されているようだ。」
ラ「じゃあ、隔週のフィギュア誌を持っていたら必要ないんじゃないか?」
デ「そうでもない。この図鑑にはフィギュア隔週誌にラインナップされていない宇宙船も収録されている。ディスカバリーだ。」
ラ「それは…本国のスターシップコレクションには入ってないのかい?」
デ「海外では番外で発売されている。ディスカバリー本編(以下DSC)で新たに登場した級種…シェンジョウだけでなく、ヨーロッパを含む連星系の戦いに参加した船も冊子付でね。図鑑には収録されていることから、これらも冊子からの抜粋に違いない。」
ラ「日本ではフィギュアのDSC編は出ないのか」
デ「予定はない。従って、DSC編の宇宙船解説を邦訳で読めるのはこの図鑑だけというわけなんだ。」
ラ「なるほど、数少ない日本語版のディスカバリー資料でもあるんだな」
デ「この図鑑には各宇宙船のプロフィールが語られている。それはストーリーと密接だから、DSCについても第1シーズンの重大なネタバレが含まれていた。未見の場合は心して読むことだ。」

ラ「クリス・パイン主演のリブート版は載ってないな」
デ「海外ではこれもフィギュア付き冊子の番外編は出ている。この図鑑で触れていないところを見ると、別のタイムラインは扱わない方針のようだ。」
ラ「他に特色はあるかな?」
デ「番組ごとの編集ではなく、劇中の年代順にまとめられている。だから大まかにはVol.1がENT、DSC、TOS(劇場版6まで)、2がTNGDS9VGRと分かれているが、過去と未来から現れた船は元の時系列で紹介されている。TNGでタイムループから発見されたボズマンはカークの時代の船だし、カーンに乗っ取られたリライアントは旧式なのでカークのエンタープライズより前に掲載されている。劇中最古の地球の船はTOSに登場したボタニー・ベイ、最新のエンタープライズはENTで目撃された未来のエンタープライズJという具合だ。」
ラ「作品によって時代が前後しても、年代順にみると古い方は古く見えるんだな」
デ「そこは考えてコンセプトされていることが、隔週フィギュアの冊子でデザイナーによって語られている。ただし、映像技術が発達してから描かれたENTやDSCが、先の時代よりもディティールUPされているのは御愛嬌だ。」