トリプルファイター 8話 たたかえ! オレンジ・ファイター

  • 日本へ電送されてきた怪人X=テロル。これまでの作戦を間違いと全否定し、デビラーたちを馬鹿だ大馬鹿だと次々ビンタを食らわし、死んでいった怪人の馬鹿さ加減をも罵倒しようとする。あまりの剣幕に、デーモン様も「テロル、言いすぎだ!(汗)」と取り成す始末。
  • 続けておっしゃるには、「地球を侵略するために…トリプルファイターを倒すために、怪人たちは失敗を重ねた。何百と言うデビラーたちも、尊い命を捧げて散っていった!彼らたちのために祈ろう。」ひと画面に5人しか映らないデビラーがすでにそれほど動員されていたとは…。尊いといいつつ電気ムチの犠牲にもなってますが、首領の言い分にしては殊勝です。
  • テロルの作戦意図は、三兄弟が一人でも欠ければトリプルになれないこと。狙いは「心」のファイター・オレンジ=早瀬ユリ!ただ一人予備の心臓を持ち歩く怪人であることをひけらかし、なおもデビラーたちの横面を次々ひっぱたいてユリの行動調査を命じます。
  • 一方そのユリは、基地でパリ本部かららしきおフランス語通信にメルシーと応答中。…メルシーしかしゃべれないんちゃう?
  • 帰還した兄たちから、SAT極東基地の連絡員の出迎えを頼まれ、念のためと私服・公用車で出発。だが、見張っていたデーモンカー…。
  • ユリと出先ですれちがった女性が似たような服を着ていたために、デビラーはそちらを追って行ってしまう。それを察したユリが通報しました。
  • 山本リンダ(どうにも止まらない)をカーラジで聴きながらドライブする女性の普通車と追跡するデーモンカー、続くユリ(制服着替え済み)の公用車。あんまし車間空いてないけど、気付かれないのなー。
  • ユリは追いついた勇二のSATカーに乗り換えて、デーモンカーを砲撃。追跡のデビラーは運転席から倒れ出て消滅。後続のデビラーは変身もしない兄妹に蹴散らされてほうほうの体で逃走。安心するふたりだが、本命のテロルが女性をライフルで狙撃していた!ここから伊豆シャボテン公園ロケ。
  • テロルはオレンジの変身を見ようと女性の前に立ちふさがる。ところが催眠ガスを投げても変身しない女性にようやく人違いと気付いたテロルさん。誤認したデビラーをテロル殺法(貫手)で始末し、女性をSAT新隊員と偽証するようデビラーたちに強要する。さんざん過去の怪人の間違いを罵倒して、自分の間違いは隠蔽かよ…。
  • 偶然居合わせ、事の成り行きを見ていたあつし君が飛び込み、女性の処刑を妨害。今週もデビラ弱えー。あつしの非常発信機で駆けつけたユリと勇二によって女性は救出された。女性=前田マヤは巻き込んだユリの謝罪を快諾。
  • テロルの目的がファイターの一人を倒すことと、ブルコンにすら分析されちゃってます。情報不足といいつつ、予備の心臓という最重要ポイントが筒抜けになってるじゃんよ!テロルさん、ベラベラ自慢するから…。
  • 灯台側で暮らすマヤとユリは友達に。マヤは彼氏を亡くして寂しかった模様…。そこへ再度襲来するテロル一味。また迷惑をかけると交流を断念しかけたユリをテロルのライフルが狙い、注意を呼びかけたマヤが代わりに撃たれてしまう!テロルは予備の心臓をユリに狙わせて弾切れを誘い、オレンジへの変身を促す。
  • 変身したオレンジは、身軽な動きでライフル弾を次々とかわす。SATカーが駆けつけてテロルは退散。口ほどにもない…。
  • 肩を打たれたマヤは病院で意識不明となり、ユリは激しく怒る。そこへブルコンがパリ本部からの新情報を受信。「怪人 ムッシュテロルは〜凶暴ナリ きわめ〜てキョーボウ 狂った黒豹 狂ったカミソ〜リ (哲夫「剃刀?」)ウィー、カミソ〜リ そして狐のよ〜にズル〜く ヘビのよ〜に執念ぶか〜い 名誉心が強ーく デーモンの椅子を狙っている怪人のひとーり ウィウィー」大泉滉さんのよーな口調で一気にシリアスムードが台無しです。怪人にムッシュて。
  • その椅子が危ないらしいデーモン様に相手を侮っていたと指摘されるも、やはりデビラーのせいにして八つ当たりのムッシュテロル。マヤの病院を監視してユリのおびき出しを命じると、デーモン様からクレームが。「待て怪人テロル、それはデーモンの道に反する」「何を言ってやがる、悪の星に、道もクソもあるもんか」「怪人テロル、堂々と戦え、堂々と!」「フン!水晶球の中から、ブツクサ文句ばかり言いやがって。」「聴いてるのか、テロル!」「はいぃはい!」「大体、非常用の心臓を持ち歩いてることからして、俺は気に入らないのだ。心臓はひとつでいいのだ。デビラたちは心臓はひとつも無い!だから勇ましく戦って笑って死ぬのだ!(キュルキュルと嬉しそうなデビラたち)ゆけぃデビラ!」およそ悪の親玉と思えないデーモン様のお説教。聴く方も今にも耳クソほじりそうなヤな態度。デビラ心臓ないんか。
  • デーモンの大部隊(いつものカー5台ですが)行動の報に出動する三兄弟。バックの球体の建物、チビラくんで見たわ。行進するデビラは…なんと、いつも5人のところを8人いる!ホントに大部隊だった。でもSATカーのロケット弾で容赦なく追い回される。ヒーローの道はないんですか。
  • ひとりユリが留守番なのを見越して、テロルからマヤをダシにした呼び出し通信が!やはり堂々と戦わないのか。
  • 戦う前にユリはマヤの病院へ。肩を撃たれてなぜか車椅子で散歩してますが、大分良くなったとする発言で日数は経ってるのか?外交官の両親が日本不在でユリとの交友を求めるマヤですが、平和になったらとユリは断るしかない。
  • 最初にマヤが襲われた吊り橋周辺へ呼び出されたユリ。テロルは物陰からの狙撃でユリの銃をとばし、ユリはやむなく変身。ブルコンに呼び出しの事を聞いた兄たちも駆けつけ、あれよあれよとトリプルに合体!もう各個撃破失敗…。
  • いきなりトリプルキックでテロル瞬殺!左胸の心臓の絵の位置に予備の心臓がモゾモゾよじ登って復活するも、今度はネックロックからのチョップでテロルは大爆発!ボスを敬ってないせいか、断末魔の「デ〜モ〜ン」はないのね。テロルは死んでも戦いは終わってないと、マヤに別れを告げるユリ。見苦しい怪人と対照的に美しく終わる。
    • インタビューコーナーはスポンサーだったブルマアクの鐏三郎代表(第3回)。おもちゃは目立つ色が基本と、地味な黒ではなくあの三色に。トリプルはマンやセブンとは変えてみようとゴールド、相手は黒でバランスよく。キャラものは流行が終わると、置き場所の兼ね合いで金型が処分されたものだが、元をかなり残しているという。それまでの金属玩具は車など精密な再現が出来なかったが、プラスチックで硬軟色々素材が出てきたのでそれを生かすべくSATカーのデザインが出来た(「サットカー」写真カットイン)。キャラものとしては子どもに違うと言われないよう配慮したリアル志向のたまものであった。(続く)