今週のチャンピオン/『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 外伝』(山羊座1回目)

    • 我々はこの少年を知っているッ!(※LC読者に限ります)
  • 工房で鼻歌交じりに鉄を打つ少年。熟練の刀鍛冶を父親に持つ少年=ラカーユは、鋭利だが温かみのある父の作に憧れ、今日も刀剣作りに励む。父親にしてみれば、刀は作る者自身…不器用・不恰好さに目をつぶっても、すぐ折れるその自信作は鍛冶屋失格なのだが。
  • その父を忙しくさせ、同時に憂鬱にさせるもの。それは、東の砂漠に一夜で現れた町「陽炎(カタラニア)」。そこでの闘技大会で与えられる栄華に、集まる剣士で周辺はにぎわい鍛冶の仕事も増えた。ただ、ごろつき同然の輩も増える一方なのだ。
  • 水飲み場で錆び物を洗うラカーユは、鋭利な刃物の気配を持つ旅人に出会う。箱を背負った黒髪の男が錆びた刀身をひと撫ですると、手が痛むどころか綺麗に錆がそぎ落とされていた!剣の本質を褒める男は、ラカーユの父と同じ目利きをした。
  • そこへ、見るからに無骨な荒くれ者たちが水を求めてくる。集団の頭の大男は、錆を落とした剣を携える旅の男を大会の参加者と見て、自慢の巨大斧を振り下ろす!自分の威を示すために公共の水飲み場を破壊した暴漢に、旅人は逃げもせず…武具と通じ合わぬ雑な一撃と言い捨てる。なおもその力のみを誇示すべく斧を向けて襲う大男を、旅人は一閃!件の剣で斬り捨てた。最期の大男に名乗った、この旅人の二つ名を、「山羊座カプリコーン)のエルシド」と言った…。
    • LC本伝でちょろっと登場して退場する、エルシドの部下。先週事前にコメントで話題になったこの3人にOVAで与えられた名を、ツバキ、ラスク、そしてラカーユと言う!アサシン佐々木小次郎のような和風のツバキと最年少ラスクに挟まれて、ボサ髪以外の特徴のなさで説明に困ったラカーユが、聖闘士になる前身で登場。当然ここからエルシドに傾倒して進路変更する流れと思われ。
    • 残る2人も、本シリーズで絡める予感はビシバシ来ます。和風のツバキは大会参加者とか、年少ラスクは被害者の遺児とかそんな感じじゃないかな〜?全員聖闘士になる前だったりすると、帆座、船尾座、羅針盤座の分解装着図には期待できないかもですが。
    • 剣闘技大会!少年誌らしくて結構!でも、ここ2シリーズの「5人衆の1人は不戦敗」「4幹部の1人は1コマ処分」って扱いを見返すに、トーナメントとしても決勝まで描かれるかは疑問でござる…。